今回、圧縮が低くエンジンがかかりませんでしたが、バルブのカーボンだけではなくピストンのエキスパンダリング(オイルリング)部にカーボンが入り込み、リングが固まってテンションがかからない状態でした。 まだ、清掃途中ですがこれでもかなり綺麗になりました。
清掃後です。
清掃後です。
今回、スズキのエポというバイクですが、(1か月前位に修理で入庫しました)エンジンがかからなくなってしまい、再入庫しました。その時はタイヤ(持ち込み)を変えたり、ホイールの錆取やペイント、バッテリーの交換やキャブレターのオーバーホールなどを行いました。
3万円くらいかけたのにとユーザーの身内の方からお叱りを受けながらも原因を探してみると、圧縮や点火は問題がほぼないのに着火しません。スパークプラグが殆ど濡れていないので1次圧縮を疑ってみました。
すると、左サイド、クランクのオイルシールがほぼ外れているのが確認できました。
ここまで外れているとエンジンがかかる事はありえないでしょう。とりあえずは、原因が特定でき一安心です。部品を交換し念の為液体パッキンで補強して修理完了です。
今回はカワサキGPZ900Rのシリンダーヘッドです。
ヘッドを外したところです。カーボンが堆積してます。
排気側(マフラー)です。
ちょっとピントがずれてますが、バルブ単体です。
クリーニング後です。
ヘッドもクリーニングした後のものです。
排気側のクリーニング後です。
ピストンも清掃しました。
先日、ライブディオのエンジンが止まってしまったという症状で入庫してきました。